星の子ポロン上映会@岡山の感想

10/27 岡山で開催された星の子ポロン上映会に参加してきましたので感想を。
前回の時報上映会は私がポロンちゃんを知る前に開催されてて、行ってみたかった……ってずっと思ってたので参加できてよかったです……!

12時すぎぐらいに岡山に到着。駅前のメロンパンでも食べながら会場へ。
駅前にあるメロンパン屋、岡山でしか食べたことなかったのですが、調べたら家の近くにもあって爆笑してます。

開始時間ギリギリに会場に到着。
バスもなかなかなく、駅から徒歩はわりと疲れました
(めちゃくちゃ重い映写機を運んでくださった方々、本当にお疲れ様でした……)
正直丘の上に謎の建物が見えた瞬間、ここから登山を覚悟したのですが、そうではなかったです。よかった

星の子ポロン&ガンとゴン

(その1、その3、その12、その2、その56(アメリカンバレエ映像なし)、空中戦)
親の顔より見た映像なので特に感想らしいコメントはないです。もっと親のカルトアニメ見て

岡山だしその21くるかなと思ってたけどなかったですね。
飛行SEの後ろで発砲音?みたいなの流れてた気がしたけど、今確認しても気にならなかったので会場の音響の問題かもしれないです。

それにしてもポロンちゃんを大画面で見る図はシュールですね。
もっと応援上映~みたいになるのかなと思ってました(今回は人数も人数でしたし……)

はれときどきぶたの交通安全

交通安全クイズやらを受けながら進んでいくストーリー。なぜか異世界に飛ばされます(意味がわからん)。
やべー系のアニメという噂はあるはれぶた、アニメのOP映像しか見たことなかったのですが、このビデオもなかなかにやべー系アニメの形相をなしてました……。
個人的にはめちゃくちゃ好きなタイプのアニメでした。細かいとこまで凝ってる感じが好きです。クイズのフリップが飴になってるのがかわいい。
出されるダメな例がことごとくぶっ飛んでるので交通安全ビデオとしてはどうなの……って感じでしたが。はれぶたのアニメを見てみたくなりました。

水戸黄門のお年寄りの交通安全

チャンバ~ラ~のほうではなかった。
最初は荒運転する大黒屋を懲らしめながら注意していく系のビデオなのかな……って思ってたら、まさかの黄門様が現代社会に出歩いて注意されていく系。
黄門様ご一行が現代の道を歩いていく様はシュールで面白いです。あの唐突に現代に移る瞬間は大爆笑ものです。
交通安全注意パートと水戸黄門ドラマパートが同時進行していくスタイル。ドラマパートは若干交通安全要素を入れたストーリーって感じで普通に面白かったです。バチバチの殺陣シーンもちゃんとあってよかった。あ~水戸黄門って感じの話でした。見たことないけど。
キャラクターもののお年寄り向け交通安全ビデオを作ろうと思ったけど、お年寄りに有名なキャラクターが水戸黄門しか思いつかなかったんだろうなぁ……って感じのビデオでした。水戸黄門知ってる人が見たら面白い小ネタとかあるのかもしれない。知らんけど。

ミッキーマウスの交通安全

やべービデオでした。
……って言おうと思ったのですが、思ったより普通な感じでした。映像の暴力で言えばはれぶたのほうが上と思う。
教育アニメチックというか、セサミストリートとかテレタビーズとかそういう系のセットでミッキーがシートベルトしなかったマンを裁判するという映像。ステージセットがめちゃくちゃ凝ってる。好き。
ミッキーの動き方がコミカルで面白い映像でした。あの着ぐるみでシートベルトつけるのやりにくそうだったけど。
途中でシートベルトをしないとこうなるよ、というのを示すためだけに壁に追突させられた卵がかわいそう。めっちゃ嫌がってたのに強制的にやらされてたし。
というかミッキーの服を持たせるためだけのあの少年は一体何者だったんだろう……。ツインテょぅじょかわいい。
何故か英語版がつべにあるので雰囲気を見たい人はこちら。


交通安全でござるハットリくん

多分一番まともだったアニメ。交通安全要素を入れたストーリーと実写仕立ての交通安全解説パートの2部構成。ストーリーパートも普通に放送されてても違和感ないレベルで交通安全抜きで面白いコメディで、解説パートもわかりやすい。
……名作すぎてとくにコメントすることがないです。35年前ぐらいに作られたのに、未だに普通に見れるの、めちゃくちゃすごいですね……

タッチ・とびだしはアウトだよ!

こちらも交通安全要素ストーリーと解説パートの2部構成の作品。こちらもアニメパート解説パートおもしろくてわかりやすい作品でした。
預かってる親戚の子が「ママいないの……」って言い始めた瞬間にはママが交通事故で死亡した系のストーリー来るのかな……って一瞬覚悟したけど、そういう話ではなく、普通ほんわかした話でした。(単に赤ちゃんが生まれてママが取られた!系の話でした)
……と、これだけ見れば普通にいい作品じゃん、ってなるのですが、よく考えたらタッチって交通事故でメインキャラ死ぬ系の話じゃなかったっけ……
ちなみに例のキャラは存在自体抹消されてました。ひえー。

ゼンちゃんツーちゃん

大目玉ですね。ずっと原作(?)見たかったのでめちゃくちゃ楽しみでした。

  • 1-3話

ストーリーについては再現版があるので割愛。
本当に再現版どおりの映像でめちゃくちゃびっくりしました。再現班すげぇやすげぇ……
それにしてもゼンちゃんは自分がダリベツ使えることを顕示しすぎでは。
眼帯JSが思ったよりスタイルよかったです。低学年を想定してたけど普通に高学年っぽい子でした。

  • 4話

冒頭「2人で何か悪いことしてるぞ~?」的なナレーションがはいるけど、単に歩道で手遊びしてるだけでは??何も悪くはない気が……
正直この話は終始一番意味が解らなかった……
改めてセリフ書き起こし見たけど正直意味が解らなかったです。なんだったんだあれ。

  • 5話

ツーちゃんパート。ツーちゃんの声かわいいわね。
そして話題のつり革JK。現物(?)が見れてよかったです。
話題になってる割にはめちゃくちゃ一瞬しか映らなかったけど。よく発掘したな……って感じですね。
思ってたより流し目で色っぽい感じでした。
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あと、さらっとパン屋のイラストを「まんが」って呼んでてよかったです。時代だね~

  • 6話

お花JSがかわいい。素朴でかわいい。かああああああちゃあああああん!!f:id:tanapresin:20191030024804p:plain
実写パートの小学生を大人が連れていく様子、美談っぽく語られてたけど、現代社会では完全に事案では……?

個人的にツーちゃん回はまともだった気がする……(麻痺してる可能性)

ぼくのパパは世界一

普通に動くし面白い話でした。途中に出てくるピンクの兎がかわいい。f:id:tanapresin:20191030024107p:plain
パパが周りの子たちに馬鹿にされるけど、ここという時に活躍してパパかっこいい!ってなるタイプのストーリー。
「パパがチンドン屋だと馬鹿にされる」「まりつき(ボール遊び)」など、すっごい時代がナチュラルに反映されてる感があってとてもよかったです…………


感想は以上です。
本当に主催してくださった方には感謝です。貴重な機会をありがとうございました!
こうやって地方であるのもいいですね、理由をこじつけて旅行できますし。
また機会があれば参加したいです!

およげ!たいやきくん論

当記事は芋になりたい~の移設記事です。

およげ!たいやきくん #とは

曲です。詳しくなりたい人はWikipediaを読んでください

今回は大した知識はいらないので読み飛ばして大丈夫です。

およげ!たいやきくん - Wikipedia

大半の人が知ってる曲だと思うのですが、2016年時点で一番売れたシングルであったり地味にすごいです。CDの売り上げ減少が言われている現在ですから、もしかすると未来永劫シングル売り上げ一位かもしれません。

たまにはCWの一本でもにんじんにも目を向けてあげましょう。言葉遊びが楽しい曲です。

たいやきくんを歌ってる子門真人さんは「はたらくくるま2」も歌ってる方です。経歴を見ると他にもいろいろ有名な歌を歌っていらっしゃいますね。 

 

 ・動画からの考察

www.youtube.com

今回はこの原典ポンキッキーズ版をもとに考察します。

 

たいやきくんが焼かれていたたい焼き屋さんは、漁港地帯?に店を構えています。

海に近く、きっと漁帰りの漁師さんがよく通う店だと思われるので、たいやきくんは毎日海や、漁師さんの話や釣ったものを目にすることができ、海へのあこがれを持ちやすい場所だったと考えられます。

そこで毎日たくさんのたい焼きがコンベアー上の方で焼かれてゆき、その中の一つとしてたいやきくんが焼かれています。

 

ある朝、おじさんと喧嘩し、そしてついに憧れであっただろう海に飛び込んでいきます

飛び込んだ海では、桃色のサンゴが見守ってくれ、たいやきくんは優雅に泳いでいきます。

しかし、その前に「おなかのアンコがおもいけど」と、すこし不安げなたいやきくんが写されます。その後すぐ、「うみはひろいぜ こころがはずむ」と、テンション高めに海面からジャンプするたいやきくんが写されます。

『海に飛び込んだところでたいやきはたいやき』、それをたいやきくんはうすうす気づいてしまったのかもしれません。しかし、その考えを必死に振り切ろうと海に来た喜びを表現したのではないかと考えられます。

 

そこから間奏に入るのですが、間奏では若干黒みを帯びた海の中で、先ほどたいやきくんににこにこと手を振っていた桃色サンゴがなにやら不安げな顔をしたシーンが映し出されます。このとき桃色サンゴたちは何を思っていたかわかりませんが、なにやら不穏な空気を醸し出しています。

 

そして2番に入ります。

2番では、「まいにちまいにち たのしいことばかり」という歌詞から始まるように、たいやきくんの楽しい海での生活が描かれています。

海に飛び込んだたいやきくんは、難破船に住み、時々やってくるサメに逃げながら暮らしています。

 

Aメロの最後で、「たまにはエビでもくわなけりゃ しおみずばかりじゃふやけてしまう」という歌詞があります。

ここからたいやきくんは普段は塩水(の中のプランクトン?)を主食にしているであろうことが推測されます。しかし、たいやきくんはいくら海に飛び込もうとたい焼き。ずっと海の中にいるとふやけてしまうことを知っています。海に飛び込んでも『自分がたい焼きであることは変わらない』ということをもとから知っていたのか気づいたまではわからないですが、このことをわきまえている模様です。

 

そして、ここでもう一つ見ていただきたいのが、『たいやきくんはお鍋を船のようにして餌をとりにいっている』ということです。

たいやきくんはお鍋を使い泳ぎ、そしてお鍋を隠れ蓑としても用いています。これまでの動画でたいやきくん自身の力で泳げることは判明していますが、あえてこのシーンではほかの物の力を借りています。

もともと魚ではないたいやきくんは自力で泳ぐには限界点があるのか、もともと自然の物ではないたいやきくんが海に適応するために得た知恵のどちらかである可能性が高いと考えられます。

 

そして餌を探しに行ったたいやきくん。餌を見つけたと思いくらいつきますが、なんとそれは釣り針でした。必死にたいやきくんは離れようともがきますが、針はのどにつっかえてしまい取れません。

そしてとうとう釣り上げられてしまったたいやきくん。

釣り針の主「みしらぬおじさん」はたいやきくんを釣り上げびっくりします。

 

ここから回想シーンに入ります。最初のおじさんに焼かれるシーンです。

しかし、最初のシーンとは違う箇所が一か所あります。

それは、『たいやきくんがいた場所には普通のたい焼きが存在している』ということです。そして「やっぱりぼくは たいやきさ」という歌詞。

ここから、『自分はたい焼き以外の何物でもない』と、たいやきくんは悟った(再認識)したことがわかります。

なんと、ここから『たいやきくん』は登場しません。『普通のたい焼き』のみが登場します。もしかしたら、実際にはここまで登場していたたいやきくんは存在せず、ずっと海に飛び出した一匹の夢みるたい焼きのみが存在し、彼の夢・理想図を見てきたのかもしれません。

 

そして、海の仲間たちに囲まれながら、たい焼きはみしらぬおじさんに食べられ曲は終了します。曲中でどのくらい時間が経っていたのかは不明ですが、海の仲間としてともに過ごしたたいやきくんの最期を見届けに来たのでしょう。

  

 

・たいやきくんの生涯とは

 たいやきくんは幸せな人生(たい焼き生?)だったのか、それは『たいやきくんはどうして海に飛び出したのか』というところにヒントがあると思われます。

たいやきくんは「毎日鉄板で焼かれていることが嫌」になり、海に飛び出します。しかし、なぜたいやきくんは鉄板で毎日焼かれることが嫌になったのでしょう。

 

およげ!たいやきくんという曲は、「毎日同じ生活が嫌で海に飛び出したたい焼きの曲」とも、「たい焼きとしてのカルマから逃れようと海に飛び出した一匹のたい焼きの歌」ともとらえることができると考えられます。私は後者ではないかと思います。

後者であるとすれば、最終的にたいやきくんは「たい焼き」であることを思い知らされ、たい焼きとして最期を迎えるため、不幸な人生であったと考えられます。

 

しかし、本当にたいやきくんは不幸だったのでしょうか。

確かに、所詮自分は逃れようとしたカルマから一切逃れられないことに気づかされ生涯を終えました。しかし、おいしそうに食べられるという『たい焼きとしては最高の最期』を迎えることができました。

そのまま海にいても結局サメに食べらてしまうか、最悪ふやけてぼろぼろになってしまうと考えられます。そうなれば誰にも救われず海の藻屑となってしまうのみです。

釣り上げられた後は、海でべちゃべちゃになっており、しかもみしらぬおじさんはいつどこで誰に作られたのかもわかりません。それを捨てずきちんとおいしそうに食べてくれたみしらぬおじさんは、たいやきくんにとっての救世主であったかもしれません

 

・まとめ

ここまでおよげ!たいやきくんとはなにかを語ってきましたが、『たいやきくんの人生が幸せだったか否かは、たいやきくんのみが決めることができ、他人が不幸だなんだ言おうとも、たいやきくんが幸せだった/不幸だったといった以上はそれ以外の何物でもない』と思います。

あくまでこれは考察であり、たいやきくんの気持ちはたいやきくんにしか決めることができ、私たちには決めることができないのです。

 

それはたいやきくんのみではなく、全部に言えることです。

所詮他人は他人。自分の気持ちは絶対自分のみが決めることができるんです。

 

 

長々とお付き合いくださってありがとうございました。

それではさようなら~~